長身の怪人「スレンダーマン」からは誰も逃げられない | POVホラー『都市伝説:長身の怪人』

2018年11月27日

サムネイル

※若干ネタバレ有りの感想なのでご注意下さい

作品情報

原題:The Operator(Always Watching: A Marble Hornets Story)

監督:ジェームズ・モラン

出演:アレクサンドラ・ブレッケンリッジ, ダグ・ジョーンズ, ジェイク・マクドーマン

公開年:2015年

あらすじ

さまざまな町でニュースを追っている記者のサラとカメラマンのマイロ。 彼らはある小さな町で銀行に差し押さえられた家の中で1本のビデオテープを見つける。 中には謎の黒いスーツの男と記号が映っていた。 やがて2人はその家にかつて住んでいた家族を見つけるが、彼らは“その男”に監視されていることに気付いてしまう。 それをきっかけに、想像を絶する恐怖に巻き込まれることに・・・

予告動画

アメリカの都市伝説を基にした話

本作に登場するスーツ姿の長身の人物は、アメリカの都市伝説に登場する「スレンダーマン」が基になっています。

スレンダーマンの歴史は非常に浅く、初めて世に登場したのは2009年。サムシング・オーフルというアメリカのウェブサイトに「Photoshop でパラノーマルな画像を創り出そう」というスレッドが出来上がり、その中でビクター・サージという人がとある画像を載せたのが始まりとのこと。

怖い話が好きな人とか、怖い写真や映像が好きな人とかは見たことがあるかもしれない、以下の画像がそれです。

スレンダーマン1

スレンダーマン2

(出展:https://www.deviantart.com/victor-surge)

始めて見る人は子供がたくさん写ったただの白黒写真のように見えるかもしれませんが、よく見てください。両方とも、異常な長身と異常な長さの腕を持つ不気味は人影が写っているはずです。

強烈なインパクトを持つこの写真がインターネット上で広まり、スレンダーマンはその存在を世に知らしめていくのです。

日本で言うと、口裂け女や人面犬の類と同じですね。これらも、ネットが普及している時代に生まれていたら、強烈な画像と共にデビューしていたかもしれません。

なお、スレンダーマンはネット上で力を持ちすぎて、2014年に殺人未遂事件まで引き起こしてしまったそうです。少女二人が、スレンダーマンの手下になるために殺人を計画したのだとか。

詳しくはWikipediaをご覧ください。都市伝説が好きな方には面白い項目だと思います。

ちなみに、作品自体の元ネタもあり、Youtubeで公開されている「Marble Hornets」という一連の動画がそれにあたるようです。興味があるかたは以下のURLから動画をご覧ください。

ただそこにいるだけなのに怖い

本作のスレンダーマンの特徴としては、「直接見ることが出来ない」「瞬間移動をする」「人を操ることが出来る」という3つが挙げられます。

直接見ることが出来ないためビデオカメラを使うことになるのですが、映っている時のスレンダーマンは微動だにしません。これが他のホラー映画に出てくる化け物や殺人鬼とは違う怖さを演出します。

移動する時も瞬間移動なので、歩いたり走ったりすることはありません。それなのに、次の瞬間には距離を詰められている恐怖。スーツを着た人影が映るだけなのに怖いと思えるのは新鮮です。

とはいえ、POV作品特有の、「何か」が映る時にノイズが走ったりする演出は本作にも適用されているので、突然心臓がバクバクするほどビックリするような映り方はしません。

どちらかと言えば、カメラワークだったり複数のカメラの視点の切り替えが露骨だったりするので、「あ、そろそろ出てくるな」という予想すら出来てしまいます。

本当に突然、何の前触れもなくそこに居たらもっと怖いのにと思うのですが、映像の編集上必要な演出になってしまうのでしょうか。

マーティの存在感が癒し

スレンダーマンに追われる恐怖の中、マーティの存在が非常に癒しになります。

マーティは、主人公マイロが飼っているゴールデンレトリーバーです。

マイロのマーティ溺愛具合も微笑ましいですし、しっぽを振って駆け回るマーティ自体が本当にかわいくて癒し。

マイロ宅でスレンダーマンに襲われた時に車で逃げ出した際、マーティ置いてけぼりかよと思ったらいつの間にやら一緒に連れてきているほどの溺愛具合。

流石にスレンダーマンが居るかもしれない家に置き去りに出来ないよね!流石だよマイロ!としばらく思ってみてましたが、マーティはスレンダーマンを察知出来るのか、スレンダーマンが近付くと急に吠えたりそわそわしたりするのです。

あ、これ、マーティが危ないとかじゃなくて、スレンダーマン検知用として連れてきたのかな。

そんなマーティも、最後には・・・。

スレンダーマンに追われるきっかけと逃げ方

都市伝説上のスレンダーマンの登場の仕方はよくわかりませんが、本作は恐らく「スレンダーマンが映っている映像を見る」ことによって追われることになるのだと思います。呪いのビデオか何かか。

マイロ達の前に被害にあったウィトロック一家もとある理由でスレンダーマンが映っている映像を見てしまったので、それ以前も同じように伝染していたのだと思います。

ファウンド・フッテージとして捉えるなら、マイロ達が撮影した映像も誰かが見ることになるのでスレンダーマンの活躍はまだまだ続くことになりそうです。

さて、スレンダーマンから逃れる術は無いのかと思いきや、割と単純な方法で逃れることが出来ます(単純だけど、簡単じゃない)

なんでそれでスレンダーマンがターゲットを解除するのかよくわかりませんが。

果たしてマイロ達は無事スレンダーマンから逃げることは出来るのか・・・!

評価

★★★☆☆:3点

スレンダーマンという存在は知っていましたが、どういう存在なのかは今回初めて知ることが出来ました。スレンダーマン自体のドキュメンタリー映画も公開されるとのことなので、そちらも見てみようと思います。

Amazon プライムビデオで有料公開中

2018年11月14日時点では、Amazonプライムビデオにて500円で閲覧可能です。