アメリカ旅行が引き起こした恐怖の夜 | POVホラー『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』

2018年12月18日

パラノーマルアクティビティ第2章 tokyonight

あらすじ

東京の閑静な住宅地、一軒家に住む山野家。27歳の長女、春花は旅行先のアメリカで交通事故に遭い、両足を複雑骨折して車椅子の姿で帰国する。浪人生で19歳の弟、幸一はそんな姉に買ったばかりのビデオカメラを向けて出迎えた。父は海外出張が多く不在がちゆえに、半年は自力で歩けないという春花の介護は幸一の仕事となった。ほどなく、春花の部屋に置いた車椅子が朝になると移動したりなどの怪事件が起こる。ただならぬものを感じた幸一は、ビデオカメラを春花の部屋に仕掛け、そこで起こる出来事を撮影することにした。しかし、そこに潜む”何か”は幸一の想像をはるかに超えていた。やがて明らかになる驚くべき事実。そして撮影を始めてから15日目の夜、想像を絶する”パラノーマル・アクティビティ”が二人を襲う!

予告動画

作品情報

監督:長江俊和

キャスト:中村蒼, 青山倫子

公開年:2010年

まさかの日本が舞台

製作費1万5千ドルで全世界の興行収入が約2億ドル(Wiki調べ)という驚愕のヒット作となったパラノーマルアクティビティの続編はまさかの日本が舞台!

アメリカで交通事故にあった山野家の長女春花、彼女が戻ってきたその日から、夜な夜なおかしなことが起き始める。果たして何故、山野家で不可思議な現象が起きるようになったのか。

日本独特の怖さ

怖さの演出は1作目と同じで、寝ている間に撮影していたビデオに謎の現象が記録されており、それが徐々に激しくなっていき最後には・・・。という感じ。

1作目を始めとするアメリカが舞台のナンバリングタイトルは、家が広大で我々日本人からしてみるとリアリティがなく、別の世界で起きている現象をただ見ているだけのような感じになってしまいます。が、今作は日本が舞台。家の構造は我々が知るそれなのです。そう、家が狭い。

家が狭いとどうなるかというと、死角がそこらかしこにあるので一歩進むごとに見えない場所から何か出てくるんじゃないかという怖さを覚えます。舞台となっている山野家はちょっと特殊な間取りをしていますが、基本的に狭い廊下と狭い居間、狭い部屋であることに変わりはないので、手の届きそうなすぐ近くで起きる不可思議な現象に終始ドキドキさせられます。

また、1作目以上に自分が寝る時怖くなります。これも、日本が舞台であるが故の親近感によるものだと思います。

さりげなく起きている不可思議現象

目を凝らして見ていないと気付かないような細かい場所でも不可思議な現象は起きています。例えば、PCに反射して映っている背景とか。別の場所に気を配ってしまいそうな場面でも、ちょっと別のところに目を向けるとさりげなくおかしなことが起きていたりするので、何回見ても楽しめると思います。

悪魔にお祓いって効くのかな

不可思議現象を解決しようとしたら、やはりお祓いしかありません。幸一と春花もお祓いをしてもらうことになるのですが、果たして悪魔にお祓いって効くのでしょうか。「悪霊退散!」って言ってお祓いしてたけど、悪霊と悪魔って同じなのかな・・・。

お祓いをしてくれた霊媒師?の人がその後辿った道を考えると、決して無意味ではなかったのでしょうけれど。

怒涛のラスト

1作目は最終夜にケイティが完全に悪魔に憑りつかれたような形で恋人のミカを殺して終わり。ここの描写はちゃんと描かれておらず、急にカメラに吹き飛んでくるミカと、獣のようになったケイティを映して終わります。

今作でも似たような終わり方なのですが、描写としては日本のホラーっぽさのあるすごく怖い演出がなされています。

最後の最後、ひっそりと佇む春花の姿は、本当に怖い。

強烈な思い出の残る作品

わたくしごとで申し訳ないのですが、この作品、非常に強烈な思い出のある作品です。といいますのも、映画館での公開時、当時気になっていた女性とデートで見に行ったのですが、そのあまりの怖さゆえか上映中に女の子の集団の悲鳴が聞こえてきたのです。確かに映画館で見ると更にインパクトがあり、我々も声を出してしまいそうな内容だったのですが、その悲鳴が徐々に笑い声へと変わっていったのです。たぶん、怖さが度を超して面白くなってしまったんでしょうね。

うるさいなぁとは思っていたものの、映画館でのマナー違反?みたいなものって注意しにくいのでそのまま黙って映画に集中していたのですが、あまりにうるさかったのかドスの効いた「うるせぇよ」という女性の声が後方から響いてきたのです。

なんか、笑っていた女の子達以外の人も、より静かになりましたよね。

あまりにも凄みのある声だったので、よっぽど映画よりその場の凍った空気の方が怖かったっていうね、そういう思い出があるのです。

ちなみに、その時に思いを寄せていた女性とは、結局良い関係になれぬまま終わりました。どうでもよいお話ですが。

他シリーズについて

他シリーズの記事は以下をご覧ください。

評価

怖さ:★★★☆☆

パラノーマル・アクティビティ感:★★★★☆

総評:★★★☆☆

シリーズの外伝的作品ですが、1作目の日本リメイクと捉えてもよさそうなので、シリーズを見たことが無い人にもお勧めです。