拷問・レイプなど残虐極まりない映像に思わず目を背けてしまう | スリラー(R18)『メイヘム 殺人晩餐会』

メイヘム 殺人晩餐会

KEI
タイトルの「メイヘム」とは、法律用語で傷害行為を指すそうです。

 

あらすじ

35歳の男ルイス・イナシオはレストランのオーナーを務める身。夢を叶え美しい妻もいる彼は一見誰もが羨む生活を送っていた。しかし、彼がたどりついたのは底なしの虚無感と深い闇の世界。満たされない心の乾きを感じていた。次第に目立ち始める奇行。そしてある日、レストランに押し入った強盗の1人を殺害。行動はエスカレートし殺人への衝動が爆発。店にいた客を次々に殺していく…。

予告動画

作品情報

原題:O Animal Cordial

監督:ガブリエラ・アマラウ

キャスト:ルシアス・パエス, ムリーロ・ベニシオ, イランヂール・サントス, カミーラ・モルガド

登場人物

イナシオ

本作の主人公の一人。レストランオーナー。従業員からの信頼が薄く、妻との関係もうまくいっていない。強盗が押し入ってきたことにより、日ごろの鬱憤が暴走してしまう。人を殺した後もレストランの経営について考えているあたり、正真正銘のやべぇ奴。

サラ

レストランでウェイトレスとして働く女性。本作のもう一人の主人公。というより、サラの方が本当の主人公なのかもしれない。イナシオと協力して店内を滅茶苦茶にしていくやべぇ奴。

ジャイール

レストランでシェフとして働く男性。従業員、客含めて8割近くがやべぇ奴である本作において、一番の良心を持つ。同性愛者であるが故に苦悩もあり、終盤ではイナシオから非常に屈辱的な行為を受けてしまう。超イケメン。GENKINGにそっくり。

元警察官の男

レストランに客として来ていた男性。作中で名前は呼ばれていない気がする。あらすじをちゃんと読んでいなかったので、最初はこの人が暴れだすのかと思っていた。元警察官とはいえだいぶ弱腰のおじちゃんなのだが、最後はみんなを助けるためにイナシオへと立ち向かう。

自称検察官の男

レストランに客として来た男性。作中で名前は呼ばれていない気がする。検察の人間と言っていたが、あれは果たして本当だったのかウソだったのか。注文するときに一緒に来たベロニカとあーだこーだ言ってイナシオとサラを激おこさせる。こいつのせいでイナシオ暴走したのかも・・・。最初から最後まで見せ場なし。

ベロニカ

レストランに客として来た女性。自称検察官の男の連れ。男の方がうるさいからそれをなだめる役柄なのかと思ったら、意外にもこっちも面倒な人だった。レストランに押し入ってきた強盗に半レイプ的なことされてるので錯乱するのも無理はないか。

マグノ

レストランに強盗として押し入ってきた男性。偽物の銃で強盗をしようとしたところ、イナシオに本物の銃で反撃を食らって大人しくなってしまう残念な強盗。終始イナシオはレストラン内にいる誰かと結託して強盗をしたものと思い込んでいるが、果たして実際はどうだったのだろうか。

マグノのいとこ

マグノと共にレストランに強盗に来た男性。ベロニカの服を破り、下半身を触った変態野郎。速攻でイナシオに撃たれてしまう。病院にも連れていってもらえず、終始床で苦しむことになるかわいそうな人。

ルシオ

レストランでサラと共にウェイターとして働く男性。事件が起きる前に帰宅したため助かった。

ジュラ

レストランでジャイールと共にキッチンで働く男性。事件が起きる前に帰宅したため助かった。

アナ

レストランでジャイールと共にキッチンで働く女性。事件が起きる前に帰宅したため助かった。

 

KEI
基本的に登場人物全員何かしらの闇を抱えているので”楽しい”という雰囲気が一切ない。怖い。

 

感想

パッケージや予告動画で脅かされるほど、ショッキングな映像は含まれていない印象です。

もっとこう、目ん玉抉り出すとか、内臓が散乱するとか、痛々しい拷問だらけの作品なのかと思いきや人が死ぬシーンは大抵が銃で一発か首を掻っ切られるだけなので、18禁にするほどでもない。

イナシオとサラのセックスシーンでサラの股間にモザイクがかかる程度のエロ要素はあるので、そちらが引っかかったのかも。

そのシーンに至っては、股間のモザイクよりもセックスの表現の方がやばかったのかも。

イナシオとサラは二人とも血だらけで全身真っ赤だし、サラの喘ぎ声と痙攣具合は人ではなく獣のそれを見ているかのような激しさ。正直エロさより恐怖の方が強い。本作で一番恐怖を感じるシーンはここなんじゃないだろうか。

 

死体の処理に困ったイナシオとサラ、最終的に人肉をレストランで提供すればいいじゃないかという結論に至るのですが、その際に「日本人は馬肉を食うから人肉を提供しても問題ないだろう」的な発言をイナシオがしていましたが、馬肉と人肉を同じにするんでない!

もちろん、人肉が提供されることはないわけですが・・・。

 

最初から最後まで「喜怒哀楽」の喜と楽がない憂鬱すぎる空気感。

絶望的な雰囲気に浸りたい方にぜひおすすめです。

 

そして、パッケージの男と女は誰やねん!!

これほどまでに作品の内容と関係のないパッケージもめずらしい。

かすりもしていないぞこのパッケージ。

総評

2点:★★☆☆☆

KEI
目を覆いたくなるほどのスプラッタ映像を想像していたのだけれど、まったく痛みを感じない作品でした。少々期待外れ。