見る人誰もが幸せになれる最高の作品 | ミュージカル『メリーポピンズ・リターンズ』

メリーポピンズ・リターンズ

KEI
まるで自分も魔法を体験しているような錯覚に陥るほどの素敵な作品。幸せな気分になること間違いなし。

 

あらすじ

今回の物語の舞台は、前作から20年後。バンクス家の長男マイケル・バンクスは、今では家族を持つ親となり、父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし、大恐慌時代のロンドンでは金銭的な余裕がなく、更にマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も常に荒れ放題。バンクス一家は窮地に追いやられていた。そんな中、さらに追い打ちをかけるように融資の返済期限切れで家を失うピンチ! そのとき、あの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが風に乗って彼らの元に舞い降りる!20年前と1ミリも変わらぬ容姿の彼女が起こす奇跡で、バンクス一家は幸せを取り戻すことができるのか――。

https://filmarks.com/movies/68424/spoiler

予告動画

作品情報

原題:Mary Poppins Returns

監督:ロブ・マーシャル

キャスト:エミリー・ブラント、ベン・ウィショー、エミリー・モーティマー、リン=マニュエル・ミランダ、メリル・ストリープ

登場人物

KEI
前作を見ていないので、あくまでも今作で把握出来る限りでのご紹介。

 

メリー・ポピンズ

魔法が使える不思議な女性。マイケルの3人の子供の教育係となるため、空を舞う凧の糸に沿って現れる。マイケル曰く、20年前からまったく姿が変わっていないらしい。映画を見ている我々にも素敵な魔法をかけてくれる。

マイケル・バンクス

過去にメリー・ポピンズに教育を受けた少年の成長した姿。1年前に妻のケイトを亡くしており、3人の子供を育てながら家を守り続けている。今作では世界恐慌のあおりで自宅を立ち退きされそうになってしまう。メリー・ポピンズの魔法は現実に起きたことではないと思っている。

ジェーン・バンクス

マイケルの姉。マイケルと共に過去にメリー・ポピンズに教育を受けている。ケイトを亡くしたマイケルの手助けをしている。彼女も、メリー・ポピンズの魔法は現実に起きたことではないと思っている。

アナベル・バンクス

バンクス家の長女。家のことで困っているマイケルを助けようとするが、亡き母の思い出を大切にしようとすることでジョンと揉めてしまう。理屈よりも感情を優先するやさしい女の子。

ジョン・バンクス

バンクス家の長男。アナベルとは逆に、マイケルを助けるために亡き母の思い出を犠牲にしようとする。それは決して母を大事にしていないわけではなく、困っているマイケルを助けようと精いっぱい考えた末でのこと。アナベルとは少し違っていても、家族を助けようとする心優しい男の子。

ジョージー・バンクス

バンクス家の次男。まだ幼いため、思ったことをそのまま行動に移してしまう。しかし、幼いがゆえに起こす行動が次々と良い方向へ動き出す。幼いながらも家族を助けようとする心優しい男の子。

ジャック

幼いころにメリー・ポピンズの魔法を目の当たりにしていた男性。街に明かりを灯す点灯夫として働いている。幼いころにバンクス家の2階に向かって、恐らくジェーンに向かって手を振っていた様子。誰よりもメリー・ポピンズの魔法を信じており、アナベル、ジョン、ジョージーの3人を常にサポートしてくれる。

ウィルキンズ

バンクスが住む家のローンを管理している銀行の頭取。世界恐慌を逆手にとり、ローンの取り立てで利益を得る悪者。

感想

普段洋画は字幕で見るのですが、間違えて吹き替えで見てしまった今作。

最初は間違えたショックでテンション下がってしまいましたが、吹き替えでがっかりすることなんて一切無く、逆に思いっきり楽しめたかもしれません。

というのも、メリー・ポピンズの吹き替えを担当していたのがアーティストの平原綾香さんだったからです。

演技も上手いし歌も上手いし、最初は誰が吹き替えやってるのかわからなかったのですが、ものすごい迫力で一気に惹き込まれてしまいました。

そっち方面疎いのでちゃんと聴いたことなかったのですが、ものすごく歌上手いのですね、平原綾香さん。

 

前作を見ていない状態で楽しめるのか不安ではありましたが、そんなものは杞憂で、関係なしに心から楽しめました。

というか、前作が1964年公開と50年以上も昔の映画なので、9割方知らない人が見ることを想定していたのだと思いますが。

人間関係などは作中で説明してくれますし、引っかかりもなく世界に入り込むことが出来ます。

逆に今作を見たおかげで前作が気になってしまったので、近いうちに前作を見ようと思います。

知らなくても楽しいですが、知っていた方がより楽しめるのは確かでしょうし。

 

本作もディズニーお得意のミュージカル仕立てとなっているので、苦手な方はとことん苦手かもしれません。

私は舞台も映画もミュージカル作品大好きですが、それでも突然歌いだされるとちょっと恥ずかしい気持ちになってしまいますし。

序盤ではメリー・ポピンズの魔法によって海の中や陶器の中など、夢のような世界に3人の子供たちが誘われます。

この時、海の中では綺麗なCGと共に。陶器の中ではディズニーらしさ満開のアニメーションと共に綺麗な歌声が披露され、まるでアトラクションに乗っているかのような、更に言ってしまえば本当にその場に自分がいるかのような、とんでもない没入感を得ることが出来ます。

アニメーションとの融合は本当にすごくて、3D作品ではないにも関わらず奥行きがはっきりと感じられ、不思議な映像のおかげで本当に魔法にかかったかのような気分を味わえます。

終盤では打って変わって大勢の人々が共に動き、歌いだす、ミュージカルの王道のような演出も見れるので、ミュージカル作品としてお腹一杯になります。

 

マイケルの妻、ケイトが1年前に亡くなっているという不幸や家の立ち退きを迫られていたりと、決して良い環境ではないバンクス一家ですが、終始幸せな雰囲気に包まれており、見ているこちらまで暖かい気持ちになります。

ずっと前向きな気持ちでいられる本作は、元気が無いときにこそ見るべき作品かもしれません。

バンクス一家と同じように、メリー・ポピンズによって我々も元気をもらえます。

 

ラスト、カラフルに彩られた風景の中で、同じくカラフルに彩られた衣装を着るバンクス一家が本当に輝いて見えて、思わず涙を流してしまいました。

決して泣くような映画ではないと思うのですが、全てが終わった後のあのシーンは、幸せが溢れかえっていてこちらの感情まで昂ってしまうのです。

総評

4点:★★★★☆

KEI
気分が落ち込んでいたり、前向きになれなくて俯いている時など、元気が欲しいときに見ると良いでしょう。