映画「グレイヴ・エンカウンターズ」の真相に迫る | POVホラー『グレイヴ・エンカウンターズ2』

2018年11月27日

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※ネタバレ有りの感想なのでご注意下さい

作品情報

原題: Grave Encounters 2

監督: ジョン・ポリカン

出演: リチャード・ハーモン, リアン・ラップ, ディラン・プレーフェア

公開年:2012年

あらすじ

超常現象を追跡するTV番組「グレイヴ・エンカウンターズ」の撮影スタッフが廃墟と化した精神病院で消息を絶ち、彼らが撮影していた映像だけが発見された。多くの人々がその映像の信憑性を疑う中、これを信じる映画学校の学生アレックスは、仲間たちを連れてロケ地の廃墟へと足を踏み入れるが……。

予告

グレイヴ・エンカウンターズを見た若者の話

前作の「グレイヴ・エンカウンターズ」が作品として公開され、大人気に。映画の評論動画をあげていた主人公アレックスの元に一通のメールが届いたことで、騒動に巻き込まれてしまう。というお話。

モキュメンタリー作品をモキュメンタリーで追うという、他に類を見ない作品になっているのではないでしょうか。

前作の人物も登場するし、前作以上にホラーシーンのスピード感も増しており、ホラー映画の続編としては成功している方だと思います。個人的には1より2の方が好きというめずらしい作品。

しかし、この世界ではグレイヴ・エンカウンターズすごい流行ったんだろうか。それはとても良い世界だなぁ。

なお、前作の感想はこちら。

エレベータートリック

本作一番の見どころはやはり、助かったと思った後、地獄が再び目の前に広がるエレベーターのシーンではないでしょうか。

「あれ、あっさり病院から出られるじゃん」と全員が思ったであろう中盤。

まだかなり時間が残された状態で病院を出てしまうので、この後どういう展開になるのか予想が付かず期待が高まります。

必死に逃げて戻ってきたホテルで、荷物をまとめて帰ろうとエレベーターに乗った直後、扉が開いた先は病院の地下。

「なんという強引な手段!」と思いましたが、一瞬にして絶望に陥るアレックス達から溢れ出る恐怖の感情は、これまた他ではみない新しい怖さの表現だと思います。

病院から出たこと自体が幻だったのか、謎の力でエレベーターの空間を捻じ曲げたのか。

そんな力あるなら最初から「どこでもドア~!」の感覚で病院に生贄連れて来放題だったんじゃなかろうか・・・。

地下で待ち受けていたのは前作の主人公

地下でアレックス達を待ち受けていたのは前作の主人公「ランス・プレストン」。行方不明になっていた彼は病院の地下でねずみを食べながら生きながらえていた。

アレックス達は、まるで精神病院に入院している患者のようになってしまったプレストンと一緒に病院から出るための作戦を立てます。

迷路のようになっている病院の地図を作り続けていたプレストンの精神力に驚き。実際は、プレストンだけの精神力ではないのかもしれないけれど。

全ての扉が外に通じていないことを確かめていたプレストン。唯一開けることが出来ていない真っ赤な扉が外の世界に繋がっているのではないかと予想して、その扉を開けるために全員で力を合わせて病院に住む謎の力と闘うことに。

プレストンを囲むカメラの数々

実はプレストンは病院に住まう何かと取引をしていたことが判明する終盤。

複数のカメラが謎の力で勝手に動きだし、プレストンの周りを囲みます。

この時の映像は、POVでありながらPOVではないアングルで撮影されています。勝手に宙を浮いているビデオカメラの映像なので、当たり前と言えば当たり前。

POVとしてこの演出は反則なんじゃないかと思ったけれど、プレストンが取引した相手が「映画を完成させること」を目的としていたため、ある意味自然な演出なのかと納得。

「映画」として撮影するのなら、POVのような主観的な取り方はしないでしょうし。

このシーンだけは通常のホラー映画を楽しむような気持ちでよいと思います。プレストンが居なくなった瞬間に今まで通りのPOVにすぐ戻るのも、演出として面白い。

評価

★★★☆☆:3点

ホラーの続編ということで期待をしないで見ていましたが、予想以上の面白さで大満足。

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