隕石に秘められた宇宙人の秘密とは | POVSF『グレースフィールド・インシデント』

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※ネタバレ有りの感想なのでご注意下さい

あらすじ

カナダの山岳地帯、グレースフィールドの山荘に出かけたマットと5人の仲間たち。10カ月前の事故で片目を失ったマットは、超小型カメラを内蔵した義眼を装着していた。それでバカンスの模様を記録し、サプライズ・ビデオを作ろうというのだ。だがその夜、近くの山に飛行物体が落下。現場に向かったマットは不思議な隕石を回収するが、それを機に想像を超えた現象が彼らを襲いはじめる。携帯の画面に映る奇怪なマーク、夜の森を動き回る謎の生物。異変は彼らが逃げ込んだ山荘にも襲いかかり、やがて次々に姿を消してゆく仲間たち。そのすべてを記録し続けてゆく、マットの義眼カメラ。この恐怖に終わりはあるのか?そして、隕石に秘められた驚愕の謎とは?

予告

モキュメンタリーではない

撮影してた映像にたまたま変なものが映り込んでいましたよ、というモキュメンタリーの作りではなく、通常のSF作品をPOVの視点で作り込んでいる作品です。

本物、偽物の類ではなく、一つのエンターテインメント作品として作られているということ。昔のPOVはあくまでも「本物」の映像という作りの作品が多かったですが、最近は単純にモキュメンタリーとしての作品という括りが多くなってるような気がします。

義眼カメラは必要だったのか

主人公マットは事故により片目を失ったため義眼を付けるのですが、その義眼に埋め込まれたカメラによる視点が本作のメイン映像となります。

しかしこの義眼カメラがちょっと微妙。てっきりこのカメラの視点だけで構成されているのかと思いきや、友人が購入した高性能カメラ、スマホのカメラの視点も混ざるため、はっきり言って義眼カメラの必要性が感じられません。

同じような一人称視点の作品として『HARDCORE』というアクション映画がありますが、こちらは完全に主人公目線のため今までにない体験が出来ます。

本作の義眼カメラも完全主人公目線のはずですがその映像に特徴もなく、通常のビデオカメラ視点との違いがそれほど感じられません。

ストーリーとしての義眼カメラの必要性は用意されているので、それを生かしてもっと面白い映像を見せてくれたら嬉しかったです。

少しだけ心温まる以外なラスト

突然降ってきた隕石を見つけに行くところから始まるパニック。

エイリアンに襲われるシーンや逃げ惑うシーンに新鮮味があるかというと決してそんなこともなく、良くも悪くもB級映画だなぁと思っていたのですが、ラストはちょっと意外性が。

宇宙人の通信装置だと思っていた隕石、最後の最後でその正体が明らかになるのですが、今までみたエイリアン映画では感じたことがないような感情をエイリアンに抱きます。

主人公マットもそれを見てある種の「感動」を覚えたのかも。

宇宙人に捕まる、殺される、良くわからないまま終わるという展開が多いこのジャンルにおいて、「ハッピーエンド」がはっきりとわかって終わるのは非常に新鮮。

正直、見て入ればオチがわかってしまうようなストーリー展開ではありますが、最後の最後で普段と違うものが見れてよかったです。

評価

★★☆☆☆:2点

義眼カメラの扱いにもうちょっとひねりが欲しかったのが本当に残念。

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POV, SF洋画

Posted by keikei