張り巡らされた伏線が最後に大きな恐怖を生む | POVホラー『死霊高校(GALLOWS)』

2018年11月26日

タイトル

「死霊高校」っていう邦題のせいで大きく損をしている作品だと思うんだ。

※ネタバレ有りの感想なのでご注意下さい

あらすじ

ビデオカメラを手に、深夜の学校に忍び込んだ男女4人の高校生。狙いは、明日公演予定の演劇「絞首台」を中止にすべく、セットを破壊すること。しかし、誰もいないはずの校内で20年前のニュース映像が流れているのを目撃する。―「高校演劇“絞首台”の上演中、主役のチャーリーが首を吊られ死亡しました」―。その瞬間、学校は出口なき恐怖の密室と化し、孤立無援の暗闇のなかで、4人は何者かに追い詰められていく…やがて明らかになる20年前の惨劇の恐るべき真相とは?それを知ったら最後、もう誰も生きては帰れない―!

引用元

予告

アホな高校生を楽しむ前半

Amazonプライムビデオで作品を見るとき、間違えて吹替え版をレンタルしてしまうことがありまして。

今回も本当は字幕で見るつもりが吹替え版をレンタルしてしまったのでしょうがなく吹替えで見たのですがこれが意外と良くて、恐らく字幕版ではわからないような小言とかも理解することが出来て面白かった!

おちゃらけ男子高校生のライアンの吹き替えがすごい上手だなぁと思って見ていたのですが、なんと声優はあの木村昴さんでした。

そう、ドラえもんのジャイアン役でおなじみ木村昴さん!

小言とかは恐らくアドリブなんじゃないかなと思うのですが、演技もうまいし声も素敵だし、すごい良い役者さんになったのだなぁと感心してしまいました。
(Wikipediaで調べたのですが、すごい数の吹き替え担当されてるんですね。勝手にジャイアンに選ばれた時のイメージだけでいたのでびっくりしました)

物語序盤はこのアホなライアンが騒いでいるのを楽しむ時間です。30分くらい続きますが、なんとなく青春映画っぽく見ることが出来るのでそんなに退屈しないかなと思います。

これはこれで、ホラー抜きでそのまま青春映画としてこの話が進んでいたらどうなるのか、ちょっと見てみたくもなります。恐らく、すごく平凡なお話になるとは思いますが。

意外な伏線を楽しむ後半

ふざけて舞台を壊そうとする主人公達に腹を立てた亡霊が襲ってくるだけの作品だと思っていましたが、狙われる理由がちゃんと用意されていたのには驚きです。まさかそんなちゃんとした構成になっているとは。

過去に行われた「絞首台」と、今回公演しようとしていた「絞首台」との繋がりが判明してくると、この舞台をやりたがっていたヒロイン役のファイファーにも何か謎が隠されているのではないかと思うのですが、その辺もきちんと理解出来る内容になっているので、ストーリーとしてはうまくまとまっていると思います。

始まったその時から、伏線は貼られているのです。

舞台を使った綺麗なラスト

舞台を使ったラストのシーンは、うまいことやったなぁと素直に関心してしまいました。

なるほど、現実と劇の内容をうまく繋げて終わらせたなと思ってからの衝撃のラスト!

いや、この作品はもうちょっと知られてもいいと本当に思う。

ほんと邦題で損してるって!

そんなに怖くはないです

肝心のホラー要素に関してですが、そんなに怖くはないと思います。

びっくりする要素も多少はありますが、なんとなく予想通りに事が起きてくれるので驚く準備は出来るかと。

評価

★★★★☆:4点

Amazon プライムビデオでは有料公開中

2018年9月3日時点では、Amazonプライムビデオにて199円で閲覧可能です。