臨死体験が引き起こす不可思議な現象 | ホラー『フラットライナーズ』

フラットライナーズ

※ネタバレ含む感想なのでご注意下さい

あらすじ

死後の世界への興味に取り憑かれている医学生コートニー(エレン・ペイジ)は、他の学生達に自分の心臓を60秒間停止させる実験を依頼する。心停止後の蘇生でトラブルを起こしながらも実験は成功し、コートニーは過去の記憶が鮮明になったり、授業で飛び抜けた成績を出すといった変化が現れる。彼女を羨ましく思う他の学生達も臨死実験(フラットライニング)を行うが、その後、彼らに不可解な現象が起き始め…。

予告動画

作品情報

原題:Flatliners

監督:ニールス・アルデン・オプレブ

キャスト:エレン・ペイジ, ディエゴ・ルナ, ニーナ・ドブレフ

思った以上にホラーだった

勝手に誤解していたんですが、この映画、ホラー要素は無いと思ってたんです。臨死実験を行うことで脳の秘められた力が解放されて、不思議な能力に目覚める系の話だと思ってたんです。ホラーというよりはSFに近いものだと。なんか途中からすごいホラーっぽくなってきて、「あれ?これ怖い映画じゃない?」と思った頃には完全なホラーと化していました。別に怖いものは慣れているので「怖くてみれなかったじゃないか!」という怒りはなかったのですが、想像と全然違ったのでちょっと期待していた満足感は得られませんでした。

あらすじにも”記憶が鮮明になる”とか”飛びぬけた成績を出す”とか書いてあったからそっちがメインなものだとばかり。というか、これらの特殊な力みたいなものはちょっぴりしか出てこなくて、中盤以降はそういった要素が皆無になってしまうので物語に重要に絡むことでもなくちょっとがっかり。記憶力が上がったり、勘が鋭くなったり、そういう能力がどこかで役に立ってくれたらよかったのに。

主人公は果たして誰だったのか

コートニーを中心に話は展開していきますが、終盤では少し変わった展開を見せて来ます。あくまでも中心にコートニーがいるのでコートニーが主人公で間違いないとは思うのですが、途中でびっくりする事態になるので良い意味で裏切られた感じがあって面白い。

コートニー
臨死実験を始めたコートニー

主な登場人物は5人。コートニーを始めとして、同じ医学生のソフィア、ジェイミー、マーロー、レイの5人。このうち臨死実験を行ったのはコートニー、ソフィア、ジェイミー、マーローの4人で、レイは実験を行っていません。レイだけが実験を行っていないというのがアクセントになっています。レイ以外の4人は実験の影響で不可思議な現象を体験していくことになるのですが、ひとりだけ冷静な立場で4人をサポートしているのがかっこよいというのと、少なくとも全員がその現象によって破滅してしまうような最悪のバッドエンドが訪れることはないことがわかるので安心も出来ます。

臨死体験する4人
左からコートニー、ジェイミー、ソフィア、マーロー
レイ
唯一臨死体験をしていないレイ

終盤は、コートニー以外の臨死体験者が過去に犯した過ちと向き合うことになるため、各々が主人公となって不可思議な現象を解決していくことになるので、全員が主人公といっても過言ではないかもしれません。臨死体験をしたことで起きてしまった謎の現象は果たしていったいなんだったのか。

自分が死んでいることを脳は理解している

最近何かで目にしたと思うんですが、人間は心臓が止まった瞬間、脳がそれを理解しているようなんです。ソースが見当たらないので私の勘違いだったらすいません・・・。実際、ギロチンで処刑された後、瞬きが何回出来るか実験した例もあるようですし、「死」を人間が理解することは出来るのかもしれません。その時の記憶、というか感覚が、死後の世界として表現されているのかもしれません。

しかし、いくら目の前に臨死体験によって特殊な能力を身に着けた人が居たとしても、自分もそれを身につけるために心臓を止めてみたいと思いますかね。私は絶対怖くて出来ないです。

評価

ホラー:★★★☆☆

SF度:★☆☆☆☆

総評:★★☆☆☆

想像していたものとはだいぶ違っていたので、意外な衝撃がある作品でした。

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