世界中が釘付けになるデスゲームのライブ中継 | POVスリラー『デス・ライブ』

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※ネタバレ含む感想なのでご注意下さい

作品情報

原題:Keep Watching

監督:ショーン・カーター

出演:ベラ・ソーン, ヨアン・グリフィズ, チャンドラー・リッグス

公開年:2017年

あらすじ

まるでホラー映画のような一家惨殺の犯行が、世界中に生中継されるという猟奇事件が発生。衝撃のニュースが世間を騒がせる中、犯人は次なる標的を心に闇を抱える少女ジェイミーに定める。いつもと変わらない夜を過ごすジェイミーと彼女の家族だったが、家の中には無数の監視カメラが。そして、突如侵入してきた殺人鬼によって囚われてしまった彼女たちは、視聴者を楽しませるためのデス・ゲームに巻き込まれていく。殺人鬼からの<ギフト>を武器に、生き残りを懸けるジェイミーたちだったが、ひとりまたひとりと命を奪われていき…。

予告動画

監視カメラと取り付けカメラによる映像

いつの間にそんなに仕掛けたんだと不思議に思うほどの多彩な隠しカメラがメインの目線となります。いやほんと、そのカメラはどこに付いているんだってつっこみたくなるような目線も多くあります。電子レンジのタッチパネルとか、デジタル時計とかどこにしかけたらそんな映像が見れるのか。

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その他の目線としては、殺人鬼からの”ギフト”に付けられている取り付けカメラが一つ。懐中電灯やスタンガン、ジェイミーの弟DJの持ち物であるヘッドセットなど、こちらも多彩。見た目で気付かないほど小型の取り付けカメラってあるんだろうか。なんでだれも気が付かないんだ。

懐中電灯に取り付けられているカメラのシーンは、持ち主と目線がばっちり一致するので、どこから何が現れるかわからない恐怖心が伝わってきて迫力満点です。

もう一つの目線は、殺人鬼自身の目線。顔を隠すために付けているマスクに取り付けられているカメラから、一家を狙っている様子がうかがえます。そんなに近づいたら気配でばれるだろって距離まで近づいたりするのでこっちがハラハラします。もう少し慎重に近づくことをお勧めします。

ライブ感をもっと出してほしかった

リアルタイムでライブ配信している(実際には多少ラグがあるようだけれど)設定なのであれば、もう少し見てる人達の存在を出してくれたらよかったのにと思います。なんか、せっかくライブしているのにそこについては何も生かされていないので残念です。監視カメラを仕掛けて、殺人ゲームの一部始終を当事者本人が楽しんでいるだけのようになってしまってもったいない。

もしくは、あくまでこの作品を見ている私達視聴者がライブの視聴者、というメタ的設定なのかもしれませんが。

家にカメラを仕掛けて楽しむ変質者といえば、『ハングマン』という映画を思い出します。

こちらはライブ配信しているという設定はなく、ただただ変質者が隠しカメラで一家、特にその家の奥様を覗き見し、愛情なのか憎しみなのか、とにかく感情を爆発させて一方的に襲いかかるスリラーです。

家の中にカメラを仕掛け、最終的に一家を殺害していくという意味でほぼほぼ内容が同じ作品なのですが、ハングマンの方が犯人の惨めさとか孤独感、悲壮感みたいなものが感じられて面白かったです。

ライブ中継しているという面白い設定を活かしきれなかったのがちょっと惜しい。

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救われないエンディング

この手の作品は、無事逃げれてハッピーエンドか、逃げれたと思ったけど逃げ切れなかったバッドエンド、そもそも逃げれないバッドエンドのどれかにエンディングが固定されてしまうと思うのですが、本作もそれに洩れず、決してハッピーエンドではない終わり方です。

それにしても、ジェイミーの場合はあの終わり方である意味納得出来るのですが、一つ前の殺人(物語の冒頭でニュース映像として流れている事件)の結末はどういったものだったのでしょうか。ジェイミーとは最後の状況が違うので、何故あのような結果になったのか気になるところです。わざわざそうする必要はなかったんじゃないかと。

個人的には、あまりすっきりせず、もやもやーっとした終わり方でした。

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評価

ホラー:★★☆☆☆

痛さ:★☆☆☆☆

エロさ:★★☆☆☆

B級感:★★☆☆☆

総評:★★☆☆☆

全体的に決してつまらなかったわけではないのですが、やはりライブという設定を活かしきれていないのが個人的に致命的。

監視カメラの目線は一般的な第三者目線、取り付けカメラの目線はPOVと、POVだけだと酔ってしまうような、あまりPOVが得意でない方にもおすすめ出来ます。

義母であるオリヴィアも、就寝時の服装なので常にすごいセクシーで良い。直接のエロはないけれど、ホラーに重要なお色気もちょびっとだけ堪能できます。

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