SCP-???? 特別収容プロトコル”考えるな 言うな” | ホラー『バイバイマン』

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※ネタバレ有りの感想なのでご注意下さい

作品情報

原題:The Bye Bye Man

監督:ステイシー・タイトル

出演:ダグラス・スミス, ダグ・ジョーンズ, キャリー=アン・モス, フェイ・ダナウェイ, リー・ワネル

公開年:2017年

あらすじ

“この名”を知るだけでお前は死ぬ―

アメリカのウィスコンシン州。古い屋敷に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名前を知った者、口にした者に死をもたらすという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。
それ以来、「バイバイマン」に取り憑かれた彼らはお互いに命を助け合うが、周囲の人間たちは次々と命を落としていく。追い詰められた若者たちは、死の運命から逃れることができるのか―

予告

割と予告詐欺だぞ!注意しろ!

イメージしてた内容とちょっと違う

名前を知ってるだけで死んでしまうあたり、ハリーポッターの”名前を言ってはいけないあの人”以上の強さを誇るのではないでしょうか。

言ってはいけない、考えてもいけないという特性を持つ化け物ということで、今回もSCP財団に収容されていそうなやつが出てくるホラー映画となっております。

とはいえ、名前を知ってしまった人間を次々とバイバイマンが襲うちょっとグロテスク方面の映画かと思いきや、バイバイマンは全く何もしません。

バイバイマンを知ってしまった人の元に電車に乗って現れ、幻覚を見せて人々を操作する。ってか電車通勤なのかい。

直接人を殺すわけではないところを考えると、もしかしたら「バイバイマン」というのは呪いの一種なのかもしれません。

名前を知ってから少しずつ生活に違和感が起こり始めたのをきっかけに、それがすべて「バイバイマンのせい」という思い込みによってより違和感を感じてしまう、というような。

思ったよりねっとりとした怖さを感じる作品でした。

考えないことはできない

数年前に植木理恵さんが書いた「シロクマのことだけは考えるな!人生が急にオモシロくなる心理術」という本が流行りました。

人間は、考えるなと言われると余計それについて考えてしまうよということなのですが、そういう特性を持っている以上バイバイマンから逃げることはどう考えても不可能。

大切なことは意外と簡単に忘れてしまうんですけどね。

むかーしむかし、私がまだ小学生低学年の頃、怖い話ブームのようなものがあって、本も大量に出版されていました。

その中の一つに、「これを読んだ1週間後の深夜2時、死神が現れてあなたは死ぬ」みたいな話があって本当に怖かった思い出があります。

それで、本当に1週間後の深夜2時に目を覚ましちゃうからもう泣き叫びましたよね。トラウマですよ。

記憶の対象が怖ければ怖いほど頭から離れない。そんな子供の時の記憶ですら、鮮明に覚えてるくらいですし。

もし記憶を失うことが出来たら、バイバイマンから逃げ切ることは果たして可能なのでしょうか。

猟奇殺人の真相はここにあるのかもしれない

たまに発生する「人を殺せとお告げがあった」的な犯罪も、もしかしたら何かの呪いにかかっているのかもしれませんね。

周りからすれば精神異常者に見えるかもしれないけれど、当人からしてみたら本当に「それ」はいるのかもしれない。

そうやってみると、映画としての作り話以上の怖さも感じます。

評価

★★☆☆☆:2点

思っていた内容と違ったのと、怖さも控えめなのでちょっと不満。でも作品としては飽きもなく楽しめる良作だと思います!